諏訪の杜祖霊殿合同慰霊祭
- 祖霊殿三階の祭場
- 玉串を捧げお参りする神道家の皆さま
8月15日(土曜) 午前11時 晴れ 諏訪の杜祖霊殿合同慰霊祭が祖霊殿三階に祭場を設けて、契約者のご家族50名のご参列を賜り執り行われ、当神社初代宮司青木賢清翁命を始め、青木家・歴代宮司更に契約者のご先祖並びに納骨をされた方々の御霊を慰め、今を生きるご家族ご親族の日々の平安を祈願いたしました。
この祖霊殿は、平成30年8月に開所し諏訪神社の神道家はもとより、多くの皆さまにご契約をいただいております。今や核家族化が進み家族の形態や価値観が多様化し、家々の葬送儀礼やお墓の事情も一層複雑になってきました。お墓へのお参りや清掃管理をできない場合や、お墓を建てたいが適材地が見当たらないなど問題も少なくありません。このような現状に対し、神道家の方はもとより、今後神道による祖霊祭祀(それいさいし)・神葬祭(しんそうさい)を行っていく方を対象として神道式納骨殿「諏訪の杜祖霊殿」を開所いしたました。
神葬祭は神道による日本民族固有の葬送儀礼で、その歴史は古く「古事記」に記されます国生みの神、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)がお隠れになられた時より始まったと伝えられます。江戸時代の伊勢神宮の神職、中西直方の「死道百種」の中に、「日の本の生れ出でにし益人は神より出でて神に入るなり」と詠まれています。祖先の神より生まれたものは、亡くなればまた、祖先の神の御許(みもと)に帰って行くことを詠まれ、明確に日本人の死生観を現しています。つまり、日本人の「御霊」(みたま)は十万億土に行くのではなく、我が家・我が郷土・我が国に留まって祖先の御霊とともに、子孫の幸せと繁栄を見守る神になるといわれます。
神道式納骨殿「諏訪の杜祖霊殿」の詳細については、諏訪神社HPをご覧になるか、社務所までお尋ねください。
次回は、9月15日 敬老の日祭をお届けします。神主М