再度、ブログ始めます。

 八坂社祭 (やさかしゃさい)

稲荷社参道の左上に鎮座する八坂神社
奉仕神職による祝詞奏上

6月15日(月曜)  曇り 午前9時から八坂社(稲荷社参道左奥に鎮座)祭を行いました。当神社の八坂社は、寛永2年(1625)に勧請され山中天満宮として崇敬されており、主祭神に素戔嗚尊(すさのおのみこと)をお祭りし、相殿神として春日社・若宮三社・天満宮をお祭りしています。素戔嗚尊は「古事記」によれば、神産みにおいて伊弉諾尊(いざなぎのみこと)が黄泉の国から帰り禊を行ったとき、天照大御神・月読命に次いで鼻をすすいだときに生まれたとされます。やんちゃな性格だった素戔嗚尊は高天原において粗暴な振る舞いをし続づけ、姉君の天照大御神は恐れて天の岩屋にお隠れになり、素戔嗚尊は高天原を追放されてしまいます。しかし、出雲に降り立った素戔嗚尊はその地を荒らしていたヤノタノオロチを退治して、生贄にされそうになった櫛稲田姫命(くしいなだひめのみこと)を嫁に迎え、その後は、世のため人のために尽くされ、武運長久・悪疫(疫病)退散の神として人々に崇敬されるようになり、京都祇園の八坂神社におまつりされます。その後、素戔嗚尊をまつる神社は全国に広まり、八坂さん・祇園さんと親しまれ、現在では2.300社にも上ります。

話は変わって、コロナ感染拡大も全国的に落ち着いて参りました。医療従事者を始め関係機関の方々の尽力には心から感謝申し上げたい。そして、命令ではなく要請に応えた国民の皆さまへも「さすが日本人」と称えたい。

まだまだ終息には時間がかかるとは思われますが、悪疫(疫病)退散の神、素戔嗚尊の御利益をいただき、国民の英知と協力によって一日も早い終息を願いたいものです。

次回は、6月19日 敬神婦人会誕生祭をお届けいたします。 神主М