新穀感謝祭

池田宮司の祝詞奏上
祭員の拝礼
責任役員の拝礼
境内にお供えされたみかん
境内にお供えされた野菜
拝殿内にお供えされたお米と野菜

11月23日(月曜)晴れ 午前10時 神社役員・瑞穂会役員・企業関係者のご参列を賜り、本年収穫された初穂(お米)を始め、野菜、果物を神前にお供えし、神恩感謝のお祭りが行われました。ご奉納を賜りました、農業関係者を始め崇敬者各位には心より深く感謝申し上げます。この新穀感謝祭は、当神社の三大祭の一つで、2月の祈年祭、10月の例大祭(長崎くんち)と同じで、大祭式(最も重要な祭り)として行われます。そして、このお祭りの基は、宮中祭祀の新嘗祭(にいなめさい)です。宮中三殿のお傍にある神嘉殿(しんかでん)において行われ、天皇陛下がその年に収穫された新穀などを天神地祇(てんじんちぎ)の神々にお供えし、感謝の奉告をなされます。宮中のお祭りとして始められ、そして、全国の神社でも行われるようになりました。

今日では、勤労感謝の日として国民の祝日になっていますが、この祝日には変遷があり、明治7年(1874)に新嘗祭をお祝いする祝日と定められましたが、大東亜戦争終戦後、新嘗祭を祝日とすることに反発が起こり見直され、昭和23年(1948)「勤労感謝の日」と改名し現在に至っています。

次回は、12月13日 百手神事をお届けします。神主М

秋季湯立大祭

池田宮司が無病息災と開運招福の祈願詞奏上
「朝日舞」の奉納
湯立講社員の玉串奉奠
お下がり(授与品)の御幣

11月19日(木曜) 晴れ 午前10時 湯立講社員の皆様のご参列のもと、無病息災と開運招福を願い行われました。今日のお祭りでは、特別に神職による祭祀舞「朝日舞」が奉納されました。この朝日舞は、明治天皇の御製「さしのぼる朝日のごとくさわやかに、もたまほしきはこころなりけり」「眼に見えぬ神にむかひてはぢざるは、人のこころのまことなりけり」に宮内庁式部職が曲を付けたもので、男性神職が舞うことを想定して作られたため、宮司舞とも呼ばれます。丸い輪(鏡を表す)を付けた榊を持って舞われ、神さまの御心をお慰めいたしました。さて湯立祭の詳細は、5月15日に掲載していますので省略いたします。

今回は、ご祈願やお祭りの後にいただく「授与品」についてお話しいたします。授与品とはご祈願やお祭りに参列した後に、神社側からいただくおふだ・御守りのことです。ご祈願ごと、お祭りの内容によって、お渡しするおふだ・御守りは異なります。いただいたおふだは、ご自宅の神棚にお祀りし、御守りはご自身でお持ち下さい。今日の湯立大祭では、写真の御幣が授与されました。1月・10月の湯立祭では、木製のおふだが授与されます。

神社によくあるご質問で、「他の神社のおふだをいただきましたが、お伊勢さん・お諏訪さんのおふだと一緒にお祀りしても大丈夫ですか?神さま同士喧嘩になりませんか?」という質問。答えは、「一緒にお祀りしても大丈夫です。喧嘩をすることもありません」但し、お祀りの仕方にお気をつけ下さい。三社式の神棚の場合は、中央にお伊勢さんのおふだ、向かって右にお諏訪さんのおふだ、向かって左側に崇敬神社のおふだやいただいたおふだをお祀りします。一社式の場合は、一番前にお伊勢さん、次にお諏訪さん、次に崇敬神社を重ねてお祀りして下さい。

当神社の湯立講社は、諏訪神社を崇敬する団体で随時会員募集を行っております。パンフレットもございますので、お札所にお尋ねください。次回は、11月23日 新穀感謝祭をお届けします。神主М

七五三祭

「健康で幸せになりますように」巫女さんの鈴祓い
神さまへのお参り
可愛らしいお下がり(授与品)

11月15日(日曜) 晴れ 午前10時 可愛らしい七五三詣でのお子さんたちにご参列をいただき、子供たちの無事成長と幸せをお祈りしました。

七五三の由来は諸説あるものの、天和元年(1681)11月15日に江戸幕府第5代将軍徳川綱吉の長男徳松の健康を願って始まったと云われます。現在では全国の神社において盛んに行われていますが、元来は関東圏における地方の伝統行事でした。やがて関西圏でも行われるようになり全国に広まったとされます。数え年3歳は、「髪置きの儀」(髪型を変わること)として男児・女児ともに行い、数え年5歳は、「袴着」(袴を着用し始めること)として男児が行います。数え年7歳は、「帯解きの儀」(大人と同じ帯をし始めること)として女児が行います。

当神社では、七五三のお祓いをお受けいただいたお子様に、千歳飴・可愛い御守・お菓子入りのキャラクタートートバックを授与品として差し上げています。ご参拝を心よりお待ち申し上げます。

次回は、11月19日 秋季湯立大祭をお届けします。神主М

明治節祭

祝詞を奏上する神職
祭典終了後の神宮・皇居の遙拝

11月3日(火曜)  晴れ 午前10時 明治節祭が御本殿において行われました。今日は文化の日という祝日ですが、この日は昭和23年に公布施行された祝日法で文化の日と制定されるまでは、「明治節」という祝日でした。11月3日が明治天皇のご誕生日で、昭和2年から昭和22年までの20年間は、近代日本の礎を築かれ偉大な名君であられた明治天皇の御聖徳を記念する祝日でした。元々11月3日は、明治天皇が在位されていた明治期は天長節(天皇誕生日)という祝日でしたが、大正天皇が即位されてからは当然、天長節の日付が変わり、それに伴い明治天皇の崩御日である7月30日が先帝祭(明治天皇祭)という祝日になりました。しかし、そもそも天長節や先帝祭は天皇の在位に応じて変動するもので、大正天皇が崩御されると当然、7月30は祝日から除かれることとなり、明治天皇に直接関係する祝日がなくなりました。このため国民は、明治天皇の御偉業を永遠に伝えるべく、大正14年には11月3日を祝日に制定する請願運動が行われ、多くの署名が帝国議会に提出されました。これを受けて昭和2年、当時の休日法が改正され、11月3日は明治天皇の御聖徳を敬仰する「明治節」となりました。

明治神宮を始め全国の神社では、この日に明治天皇の御事績を偲び、御偉業を称えるお祭りを行っています。

次回は、11月15日 七五三祭をお届けします。神主М

神宮大麻・暦頒布始祭 (じんぐうたいま・れきはんぷはじめさい)

池田宮司の祝詞奏上
年番町・神輿守町・踊町の代表者に合わせ、総代各位の拝礼
神宮大麻・暦の頒布式

11月1日(日曜) 晴れ 午前10時 新しい伊勢神宮のおふだと暦を氏子崇敬者に頒布するために、神社役員・総代40名の参列のもと行われました。神宮大麻の歴史は古く、室町時代には大麻の頒布が広く行われるようになりました。また、伊勢参り・おかげ参りが全国に広まり、江戸時代には最盛期を迎え現在に引き継がれています。

神宮大麻は「清々しく新しい年を迎え、いい年でありますように」という願いを込めて、お正月を迎える前には全国の神社を通して頒布されています。古くから私たちの家庭では、神棚に神宮大麻と氏神様のおふだをお祀りし、神さまに日々の感謝を捧げ、家族の幸せを願ってきました。神さまを敬い、感謝を捧げることは親から子へ、子から孫へ受け継がれる「日本人の美しい心」です。神宮大麻と氏神様のおふだをお祀りすることは、その心を継承することであり、神棚は神さまと家庭を結ぶ絆となります。

諏訪神社では、長崎県神社庁の神宮大麻頒布拡大の施策に賛同して、神宮大麻を初めてお祀りするご家庭には、どんなスペースにも置ける特製神棚を無料で提供しています。ご希望の方は、神社おふだ所をお尋ねください。

次回は、11月3日 明治節祭をお届けします。神主М