煤払い神事(すすはらいしんじ) 

御本殿の煤払い
拝殿の煤払い

12月29日(火曜)曇り 午前10時 月次祭終了後に行われました。池田宮司以下神職3名が御幣を付けた忌竹(いみだけ・穢れていない神聖な竹)により、新年を迎えるに当たり社殿内のちり・ほこりを払い落としました。神さま方もきっと清々しいお気持ちになられたことでしょう。

この煤払いは、ご家庭での年末行事でもあり、一年に一度家の煤を払い、内外の清掃をすることをいいます。全国的には12月13日に行われることが多く、新年を迎えることから、併せて大掃除を行うことも多い年の瀬の行事です。正月迎え・ええことはじめ・まつならし等と呼ぶ地域もあり、掃除と共にお正月に年神様をお迎えする行事とも言われています。

次回は、12月31日 大祓・除夜祭をお届けします。神主М

大鏡餅つき

餅つき前にお祓いを受ける、餅つき隊有志の皆様
餅つき隊の勇壮な餅つき
神主による大鏡餅作り
完成した大鏡餅と小餅、ご苦労様でした。
飾りつけをした大鏡餅

12月27日(日曜)曇り 午前8時 当神社の崇敬会の一つである瑞穂会役員の諫早市在住の小川充弘氏が奉納したもち米約150キロを使い、正月に拝殿に飾る大鏡餅を始めお祭り用の鏡餅が有志18名によりつき上げられました。小川氏の奉納は昭和38年から始まり今年が57回目、半世紀を過ぎ当神社の年末行事となっています。大神餅は、直径約80センチで重さ15キロを4つ作り、飾りつけをして正月二日間拝殿に供えられ、三日の日には小さく切ったお餅を参拝者におすそ分けをしており、大変喜ばれています。小川さん本当にありがとうございます。お元気にご長寿を重ねられますようお祈り申し上げます。また、ご奉仕を賜りました餅つき隊有志の皆様、誠に有難く心から感謝申し上げます。来年も宜しくお願い申し上げます。

鏡餅は、お餅を神さまにお供えする正月飾りで、穀物神である年神さまへのお供え物、依り代でもあります。鏡餅という名称は、鏡に似ていることからきており、三種の神器の一つ、八咫鏡(やたのかがみ)を形どったものとも言われ、鏡餅の上にのせる橙(だいだい)は、八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)で、天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)に見立てたものが串柿であるとされます。

次回は、12月29日 煤払い神事をお届けします。神主М

百手神事(ももてしんじ)大注連縄奉製

中庭に随身さまを安置し祭場が整いました
矢放催神事(やばかいしんじの四方祓い)
宮司による的射の儀
祭矢を持ち神楽舞

2月13日(日曜)晴れ 午前11時 氏子の皆様のご参列をいただき行われました。江戸期に始まったこのお祭りは、正月行事として行われ、参拝者に対し「祭矢」(まつりや・破魔矢)や「百手若餅」(ももてわかもち)を投げて、厄除け、無病息災を祈っていました。今では、年末行事として行われ、大門に安置された随身(ずいじん・諏訪神社を守護する神さま)に正月に頒布する破魔矢をお供えしてご加護を戴き、厄除け、無病息災をお祈りしています。お祭り後には、祭矢はくじ引きで授与し、百手若餅は参列者全員に授与しています。当神社の随身さんは、延宝7年(1679)第23代長崎奉行牛込忠佐衛門勝登(うしごめちゅうざえもんかつなり)のご奉納です。

また、この日は大門に掲げる大注連縄(おおしめなわ)づくりが氏子有志55名により早朝から行われました。新年を清々しく迎えていただくために、毎年この時期にご奉仕いただいています。誠にありがとうございました。

大きな二本の縄を組んで参ります
午後5時完成 ありがとうございました
午後6時大門に掲げられました。氏子有志の皆様、お疲れさまでした。

次回は、12月27日 大鏡餅つきをお届けします。神主М